寺家とその周辺で最近見かけた動植物(Ⅱ) [寺家(じけ)]

この一月ほどの間に寺家や早野などで出会った動植物をご紹介します。

寺家の森の中で珍しい青い蜂を見つけました。オオセイボウ(大青蜂)です。とても綺麗な蜂です。初めて見ました。
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森の中ではヤマホトトギスの蜜を吸いに蜂が来ていました。その背中にはヤマホトトギスの雄蕊がしっかりプリントされています。
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鶴見川の土手で、ハグロトンボを数十年ぶりに見たような気がします。
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寺家の田圃にアメンボウが沢山群がっていました。でもよく見ると、日当りを避けて木の枝の日陰の部分にだけ集まっています。彼らにも直射日光は辛いのですね。
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もうコスモスが咲いています。ヒメアカタテハが一生懸命蜜を吸っていました。
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今年はアカボシゴマダラをよく見かけます。中国原産の蝶のようです。
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アカボシゴマダラの幼虫です。トゲトゲのある角を持った怖い外見の割には、よく見ると可愛い顔をしています。
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これは珍しい冬虫夏草です。寺家で茸などを専門に撮影しているNさんに教えて貰いました。直径1センチ足らずの小さい茸です。蜘蛛にキノコの胞子が付着して、蜘蛛を栄養にして育ちました。写真の左下に蜘蛛の足が見えています。冬虫夏草はいろいろな虫にいろいろな茸が寄生するので非常に種類が多いそうです。冬虫夏草というのは漢方薬の材料くらいの知識しか無かったのですが、初めて現物を見ました。
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三輪町の田んぼの脇の枯れた棕櫚の葉の上に大きなアマガエルが止まっていました。稲の成長を見守っているのでしょうか。
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鶴見川の対岸に2羽のカワセミが止まっていました。見ると左側のカワセミがしきりに頭を下げているのです。右側のメスは威張った様子です。まるで浮気がばれてご主人が奥さんに平謝りしているようで、見ていて笑ってしまいました。
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これも鶴見川で見かけたゴイサギの幼鳥です。まだ白い斑点のあるホシゴイと呼ばれるものです。今年生まれたのでしょうか。精悍な顔つきをしています。
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鶴見川に羽の一部が白い鳥が飛んでいました。近づいてみると普通のカラスです。おかしいなと思って見ていると飛び上がりました。なんと羽が白いカラスだったのです。
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寺家の大池のカイツブリの雛は3羽とも元気に育っています。もう親鳥と殆ど同じ大きさです。こうして父子4羽が揃うのはめったに見られなくなりました。
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今年も三輪町の豆柿(直径2センチほどのミニ柿)がびっしりと実を付けています。よく熟した豆柿はぶどうと同じように指で押すと中身がツルンと出てきます。味は熟した柿そのものです。
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早野の民家の庭に植わっている棗(ナツメ)の木に沢山実がついています。だいぶ熟れてきました。もうしばらくしたら美味しく食べられそうです。棗は中国駐在中によく食べました。四合院作りの家の中庭に棗の木が植えられているところが多いです。四合院の中庭の棗の木を眺めていると、陶淵明の世界に浸ることができました。
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寺家のムジナ池の手前の藪の中には、今年もナンバンギセルが綺麗な花を咲かせました。
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寺家、三輪町、早野、そして鶴見川では、毎日同じところを歩いていても飽きることがありません。その季節ごとに違ったいろいろ綺麗な花や、野鳥、蝶々、虫などに出会えるからです。

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