趣味の炭焼き2015 [早野]
たいへんご無沙汰しております。久しぶりにブログ掲載いたします。
早野の炭焼き窯でいろいろな材料を炭にする「趣味の炭焼き」を昨年の3月に掲載しました。どのようにして炭にするかは、コチラをご覧ください。
今年も一月から炭焼き作業が始まり、本来の炭焼きが終わった後で「趣味焼き」が行われました。私も一斗缶一杯分のスペースを頂いて趣味焼きをやらせてもらいました。昨年は瓢箪が綺麗に焼けました。そのほか、バナナやニンニクなどの生ものも炭にできましたが、できばえはいま一つでした。このため、今年は生ものは避けて、形の面白いものを炭にしました。
まずは束子です。棕櫚の繊維を束ねた束子がうまく炭になるかどうか、炭にする過程で燃えてしまうかもしれません。このように燃えやすい材料は、一斗缶に入れる前にアルミホイルで包みます。燃えやすいものほど何重にも包みます。
焼き上がった後、恐る恐るアルミホイルを破いてみると、ほぼ原形をとどめたまま出てきました。少し繊維が丸まっています。
これは竹のトンボのヤジロベエです。
胴体が捻じれて翅の接着剤が取れていましたが、何とか炭のトンボになりました。
これは一合升です。樽酒などをこの升に受けてグイと飲むと美味しいですね。
焼き上がりをみると、形はそのままですが大きさがだいぶ小さくなりました。正確には分かりませんが、これだと5勺(0.5合)くらいしか入らないと思います。
形の面白い材料として選んだのがこの木製のボルトとナットです。長さ5㎝位のボルトにナットが付いています。
少し縮みましたが、ほとんど原型をとどめています。ナットもグルグル回せます。
これは模型飛行機仲間のKOBUさんから預かった木の球です。ほぼ正確に球面体になっています。
焼き上がりをみると、正確な球体ではなく扁平の球体になっています。年輪に垂直方向の縮み方が大きいためにこのような形になったようです。
これもKOBUさんからのリクエストです。窯に入れたのは珍しい亀甲竹(きっこうちく)です。これは孟宗竹が突然変異したものだそうですが、節が交互に斜めになっています。
これは見事に炭になりました。テレビの水戸黄門が持っているのは亀甲竹で作った杖だそうですが、この炭の亀甲竹で杖を作ったら驚くでしょうね。
寿司用の竹すのこがありましたので、それを青竹に巻き付け、竹の中には竹材や木材を入れて、恵方巻きの形にしました。竹の杓文字も添えて焼いてみました。
竹すのこの紐が燃えてバラバラになりましたが、恵方巻きはそれらしく焼けました。杓文字はしっかりと原型をとどめています。
これは中国に駐在していた時に購入した白檀の扇子です。もう古くなって誰も使わないので、炭になるかどうか試してみました。
一枚一枚の白檀の板が薄いので、一部壊れていましたが、何とか扇子の形を保っています。でもこの炭の扇子で扇いだらすぐにバラバラになってしまいそうです。
昨年に引き続き、いろいろなものを炭窯に入れてみました。どんなものも炭にできますが、細い物や薄いものは焼き上がってからの取り扱いがたいへんです。今回の束子もいじっているうちに繊維がパラパラと落ちてしまいました。インテリアとして飾るための炭は、ある程度厚みがあり、しっかりした材料を選ぶ必要がありそうです。来年は、そのまま透明のアクリル箱に入れて飾れるような材料を選びたいと思います。
早野の炭焼き窯でいろいろな材料を炭にする「趣味の炭焼き」を昨年の3月に掲載しました。どのようにして炭にするかは、コチラをご覧ください。
今年も一月から炭焼き作業が始まり、本来の炭焼きが終わった後で「趣味焼き」が行われました。私も一斗缶一杯分のスペースを頂いて趣味焼きをやらせてもらいました。昨年は瓢箪が綺麗に焼けました。そのほか、バナナやニンニクなどの生ものも炭にできましたが、できばえはいま一つでした。このため、今年は生ものは避けて、形の面白いものを炭にしました。
まずは束子です。棕櫚の繊維を束ねた束子がうまく炭になるかどうか、炭にする過程で燃えてしまうかもしれません。このように燃えやすい材料は、一斗缶に入れる前にアルミホイルで包みます。燃えやすいものほど何重にも包みます。
焼き上がった後、恐る恐るアルミホイルを破いてみると、ほぼ原形をとどめたまま出てきました。少し繊維が丸まっています。
これは竹のトンボのヤジロベエです。
胴体が捻じれて翅の接着剤が取れていましたが、何とか炭のトンボになりました。
これは一合升です。樽酒などをこの升に受けてグイと飲むと美味しいですね。
焼き上がりをみると、形はそのままですが大きさがだいぶ小さくなりました。正確には分かりませんが、これだと5勺(0.5合)くらいしか入らないと思います。
形の面白い材料として選んだのがこの木製のボルトとナットです。長さ5㎝位のボルトにナットが付いています。
少し縮みましたが、ほとんど原型をとどめています。ナットもグルグル回せます。
これは模型飛行機仲間のKOBUさんから預かった木の球です。ほぼ正確に球面体になっています。
焼き上がりをみると、正確な球体ではなく扁平の球体になっています。年輪に垂直方向の縮み方が大きいためにこのような形になったようです。
これもKOBUさんからのリクエストです。窯に入れたのは珍しい亀甲竹(きっこうちく)です。これは孟宗竹が突然変異したものだそうですが、節が交互に斜めになっています。
これは見事に炭になりました。テレビの水戸黄門が持っているのは亀甲竹で作った杖だそうですが、この炭の亀甲竹で杖を作ったら驚くでしょうね。
寿司用の竹すのこがありましたので、それを青竹に巻き付け、竹の中には竹材や木材を入れて、恵方巻きの形にしました。竹の杓文字も添えて焼いてみました。
竹すのこの紐が燃えてバラバラになりましたが、恵方巻きはそれらしく焼けました。杓文字はしっかりと原型をとどめています。
これは中国に駐在していた時に購入した白檀の扇子です。もう古くなって誰も使わないので、炭になるかどうか試してみました。
一枚一枚の白檀の板が薄いので、一部壊れていましたが、何とか扇子の形を保っています。でもこの炭の扇子で扇いだらすぐにバラバラになってしまいそうです。
昨年に引き続き、いろいろなものを炭窯に入れてみました。どんなものも炭にできますが、細い物や薄いものは焼き上がってからの取り扱いがたいへんです。今回の束子もいじっているうちに繊維がパラパラと落ちてしまいました。インテリアとして飾るための炭は、ある程度厚みがあり、しっかりした材料を選ぶ必要がありそうです。来年は、そのまま透明のアクリル箱に入れて飾れるような材料を選びたいと思います。
2015-03-03 14:36
コメント(16)
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形のままとは面白い^_^;
by green_blue_sky (2015-03-03 18:22)
お久しぶりです。呑兵衛には酷な枡の縮み様・ですね(^-^)”
枡・枡・・・半分
by 侘び助 (2015-03-03 23:10)
一合升が半分に @@;)
かなり縮むのですねぇ
by さる1号 (2015-03-04 06:26)
一合升が、このようになってしまうとは驚きました。
でも、形は崩れないんですね。
by まるたろう (2015-03-04 07:01)
木球… 面白いですね。
うん十年間後は、ほったらかしても扁平球になりそうですね。
(´ω`) タイムマシンで ミライノスガタ?
by ちんぐるま (2015-03-04 10:13)
以前にレンコンを炭焼きにしたものを見まして ホーと思ったのですが、
色々とお楽しみなんですね。
竹トンボの ゆがみ具合 味がありますね。
by cooper (2015-03-04 10:37)
自然の作る芸術品ですね♪
by がり (2015-03-04 15:29)
いろんな材料を選ばれて実験されたのはさすが・・・
小さくなったり、形が変わったりするのは材質の水分量や成分の質なのでしょうか。木製の釘が炭になってもぐるぐる回るのは驚きです。白檀のセンスもったいないですね・・・
by 六日のアヤメ (2015-03-04 17:09)
green_blue_skyさん、そうなんです。ほとんどのものが小さくはなりますが、形はあまり変わりません。
侘助さん、たしかに呑兵衛にとっては飲める量が半分になったようで嫌ですね。
さる1号さん、そうですね、長さで2割くらい縮みますので、体積は半分くらいになってしまいます。
まるたろうさん、一合升の形はほとんど変わらず寸法だけが縮みましたね。
ちんぐるまさん、たしかに加速試験をやったようなものですね。水分が飛んでしまうと、こんな形になるというシミュレーションにもなっているようですね。
cooperさん、竹のトンボの胴体がよれよれになったのは想定外でした。
がりさん、そうですね、どういう仕上がりになるか前って分かりませんので、自然まかせですね。
六日のアヤメさん、炭になるとどんな形になるか分かりませんので、いろいろ試してみました。結果的にはどれもそれほど大きく形が変わることはありませんでしたね。
by GGI (2015-03-04 18:01)
味がある作品 見てるだけでワクワクします。
by ゆうみ (2015-03-04 19:36)
お久し振りですね〜♪\(^O^)/
by 沈丁花 (2015-03-04 19:38)
ゆうみさん、趣味焼きを気に入って頂きましてありがとうございます。
沈丁花さん、ご無沙汰いたしております。
by GGI (2015-03-05 15:13)
GGIさんこんにちは。
色々な物を炭にしてみるのも面白いものですね。
by ネオ・アッキー (2015-03-08 15:25)
ネオ・アッキーさん、いろいろなものを炭にしてみると、意外な形になったりしてとても楽しいですね。
by GGI (2015-03-09 16:07)
子供のころ近くに炭焼き窯がありました。
樫の木を焼いていたようです。
何でも焼いてみると様子が変わり
面白いものですねえ
by 月夜のうずのしゅげ (2015-05-26 11:21)
おもしろいですね。炭になると美しさが増しますね。興味あります。
by kawasemi (2015-06-04 11:15)