寺家とその周辺の生き物たち [寺家(じけ)]

前回のブログで寺家とその周辺で見かけた植物をご紹介しましたが、今回は生き物たちをご覧下さい。

最近、いろいろな蝶々が飛び回っています。冬が来る前に最後の子孫を残そうとしているように思えます。
これはヒメアカタテハです。コスモスの間を飛び回っていました。
1ヒメアカタテハ.JPG

ツマグロヒョウモンをよく見かけます。とくにメスが多いです。これはアザミに止まるツマグロヒョウモンのオス(上)とメス(下)です。
2ツマグロヒョウモン.jpg

カラスアゲハもよく飛んでいます。翅の一部を拡大して撮ると銀河の爆発のような模様が見えます。
3.JPG

ワレモコウ(吾亦紅)の花に赤とんぼが止まっていました。秋だというのに、まだナツアカネが飛んでいました。
4.JPG

何年かぶりにイトトンボに遭遇しました。アオイトトンボのようです。こどもの頃は沼地に行くとたくさんいましたが、最近はめったに見かけません。
5.JPG

今年はなぜかスズメバチが多いようです。寺家を歩いていると体のすぐ近くを飛び回ります。身近にも二人ほど刺された人がいます。これはノダケに止まるスズメバチです。
5ノダケに止まるスズメバチ.JPG

コナラの木の周りにスズメバチが飛び回っているので、近づいてみると木の洞の中に巣を作っているようです。怖いもの見たさで1mくらいまで近づいて撮影しました。今にして思えば、よく刺されないで済んだものです。
7.JPG

小さなカマキリを見つけました。まだ子供だと思いますが、レンズを向けると一人前にファイティングポーズを取りました。
8.JPG

寺家にはカメムシもいろいろいます。これはアカスジキンカメムシです。上が幼虫で下が成虫です。全く違った種類に見えます。
9アカスジキンカケムシ.jpg

カメムシは大きくなるにつれて、ずいぶん色がかわるようです。これはキバラヘリカメムシです。上が幼虫で下が成虫です。成虫は背中が黒くなります。
10キバラヘリカメムシ.jpg

ところが、羽化したてはこんな色です。これがどのような経過を辿って黒くなっていくのか、不思議です。
11キバラヘリカメムシ幼虫.JPG

これはエサキモンキツノカメムシです。背中のハートマークが特徴です。
12.JPG

寺家の大池の奥の藪の中にゴイサギが止まっていました。魚を狙うでもなく、じっとしています。でもよく見ると、瞼が重いのです。いかにも眠そう。瞼を閉じたり開けたり、半開きにしたりしていました。ゴイサギの瞼は下から上に閉じるのですね。
13.jpg

陽が西に傾きかけると、送電線の鉄塔にムクドリがぞくぞくと集まって来ました。居心地いいのですかね?
14.JPG

森の中を歩いていると目の前を小鳥が這いずるようにして逃げました。近寄ってみるとエナガのようです。まだ飛べないのに巣から落ちたのか、どこか怪我でもしているのか分かりませんが、飛ぶことができないようです。そのうちに森の藪の中に隠れてしまいました。蛇にでも襲われなければいいのですが。エナガは目がとても可愛いいです。
15.JPG

以前NHKテレビで恩田川のカワセミの子育ての放映をしていました。その情報を提供したYさんら恩田川の鳥仲間の人達と知り合いになれました。恩田川でいろいろ説明をしてもらいました。恩田川のカワセミは名前がついているそうです。例えば、都橋の近くにいたメスはハルミちゃん(都はるみから)などです。でもこのカワセミはまだ幼鳥でオスかメスかわからないので、名前が決まっていないそうです。さ~て、だれがゴッドファーザー(あるいはマザー)になるのか楽しみです。
16.JPG

今年大池で生まれた牛蛙のオタマジャクシに、手が出て足が出ました。でもまだしっぽはくっついたままです。顔だけは一人前の面構えをしています。
17.JPG

寺家を歩くと色々な動植物に出会えます。それらは季節によって変わりますので、季節の判断基準になります。でもそれはカレンダーの日付とは違って、その年の暑さ寒さによって変わります。人も生き物ですから、カレンダーの日付より動植物の知らせてくれる季節のほうが実感に合っています。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。