寺家とその周辺の秋 [寺家(じけ)]

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、お彼岸を過ぎるとめっきり涼しくなり、過ごしやすくなりました。どこからともなく、金木犀の香りが漂ってきます。春の沈丁花と秋の金木犀は香りで季節を告げてくれます。

寺家や早野でもあちこちで秋の風情が漂っています。今日はそんな秋の情景をお伝えします。

9月19日には中秋の名月が綺麗に見えました。しかも完全な満月になる時刻が、今年は20時13分という都合の良い時間帯になりました。カメラのレンズを2400ミリ相当にしてその時間の月を狙いました。ちょうど画面いっぱいに月が写りました。心なしか、今年の満月は本当にまんまるく感じられます。
1-20時13分.JPG

雨の多い台風も通過しました。台風が過ぎ去ったあとには綺麗な夕焼け空が見えました。
2.JPG

寺家やその周辺を歩くと、いろいろな秋の動植物に出会えます。その中から今回は植物だけを選んでみました。
これは寺家の森の中に自生しているムラサキシキブの実です。だいぶ紫色が濃くなっていました。
3.JPG

毎年同じところに顔を出すツルニンジン(別名:ジイソブ)も綺麗に咲きました。
4.JPG

大池の奥ではツリフネソウも見頃を迎えています。
5.JPG

紫色だけではなく、黄色のツリフネソウ(キツリフネ)も咲いています。
6.JPG

今年もタマゴダケがたくさん顔を出しました。でも残念なことにすぐ誰かに持っていかれてしまいました。食べると美味しいという話が広まってしまったようです。
7.JPG

寺家の森の脇にはミゾソバも咲いています。とても小さな花ですが、こうして拡大してみるとピンクのグラデーションが綺麗な花です。
8.JPG

早野の炭焼小屋のそばの彼岸花も綺麗に咲きました。
9.JPG

ここには白い彼岸花も咲いています。
10.JPG

早野の近くの下麻生の農家の梨畑には彼岸花が群生しています。500㎡くらいある農地いっぱいに真っ赤な花が咲いています。
11.JPG

その中の1輪を狙って望遠レンズで撮影すると、真っ赤なバックに彼岸花の真っ赤な花が浮かび上がります。
12.JPG

寺家ではもう半分以上の田んぼで稲刈りが終わりました。この田んぼでは鎌で刈り取りしています。いまどき鎌で刈り取りですかと思いましたが、刈り取り機を入れる場所を確保するため刈り取っていたのでした。納得です。
13.JPG

最近の刈り取り機は刈り取りだけではなく、脱穀も同時にこなします。脱穀したあとの稲藁だけがポーンと放り出されます。見ているだけで楽しくなります。


寺家の秋はこれからさらに深まります。涼しいところへ避難していた野鳥の声も少しずつ聞こえるようになってきました。それと同時にセミの声が殆ど聞こえなくなりました。嬉しいような寂しいような、複雑な気持ちになります。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。