竹細工始めました [竹細工]

「藤が丘インドアプレーンクラブ(FIPC)」の会長のKENさんは多趣味です。自分のブログ「多趣味な生活」でもその一端を紹介されています。KENさんは、竹細工の趣味でも20年近い経験を持つベテランです。FIPCのメンバーの発案で、KENさんを先生にして藤が丘地区センターに竹細工教室を開こうということになりました。

まず、名称をどうしようかということになりました。「藤が丘竹細工クラブ」ではあまりにも一般的で面白くないというので、いろいろな候補を考えた結果、「藤が丘バンブーウェア(FBW)」に決定しました。発足時のメンバーは、KENさんを先生として、生徒はFIPCの3名の他に女性が2名加わりました。クラブの会長はFIPCのAoさんが務めることになり、幹事は私がやることになりました。

生徒5名はすべて竹細工の経験がありませんので、基本的なことから教えてもらうことになりました。まず、道具の準備です。竹ひき鋸、竹切り刀、竹用ハサミなどをKENさんがまとめて購入してくれました。竹を一定の幅に切り揃えたり、薄く削るための特別な道具は、当面KENさん個人のものを借りて使用し、そのうちにクラブの備品として揃えることにしました。

作業はまず竹を割るところから始めました。直径6cmくらいで長さ1mほどの真竹を使いました。これを6mm幅の竹に割るのですが、これが意外に難しい。割り始めの位置は物差しで測って正確に6mmにするのですが、割り進むにつれて細くなったり広くなったりします。とくに、節があるところを割ると幅が大きく変わることがあります。

一定の幅の竹が切れたらその皮の部分を1㎜以下の厚みに剥がします。これも最初はなかなか難しい。剥がしていくうちに、次第に薄くなって切れてしまうことがたびたびでした。やっと作れるようになりました。下の写真は上にあるのが、幅6mmで長さ約60cmの竹です。厚みはバラついていますが、1mm以下の薄さに削ることができるようになりました。写真の下にあるのは、長さが約40cmで節のない竹です。それぞれ20数本あります。これが長さ約1mの竹から切り出した材料です。
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道具を使って、この竹を正確に4mm幅に揃えます。厚みも正確に0.5mmに揃えます。そうやって準備した竹を使って編んでいきます。これも初めはたいへんです。あれっ、どっちの竹が上だっけという感じです。でもKENさんが編むとあれよあれよという間にできあがります。KENさんの動きを動画でご覧下さい。


これは私が作った竹細工の第一号です。
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今回作った篭は4mm幅の竹を使いましたので網目の隙間が大きいです。底に別の竹を入れて補強しました。
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なんとか格好が付きました。KENさんの手取り足取りの指導のおかげで、初めての作品にしては良くできたと満足しています。でもこれはまだ完成品ではありません。さらに取っ手と脚をつける予定です。

師匠のKENさんの作品を紹介しましょう。私から見ると雲の上の作品です。これは小物入れです。真竹・黒竹の竹細工を木工細工と組み合わせた素晴らしい作品です。私もこのような素晴らしい箱が作れるようになったら、ぜひインドアプレーンの格納箱を作ってみたいと思っています。
DSC05675.JPG

もう一つ師匠の作品です。これは何だと思いますか?巻き寿司を作る簀の子の高級品のようにもみえますが・・・。
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実はお弁当箱、というより御握り入れです。こんな素晴らしい入れ物に御握りを入れて出かけたら、さぞかし美味しく感じられると思います。
DSC05682.JPG

竹細工駆け出しの私からみるとKENさんの作品は素晴らしいものばかりです。少しでも師匠に近づきたいと思っています。
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旅爺さん

おはよう御座います。
完成品がお見事ですね。
by 旅爺さん (2011-06-19 05:40) 

めもてる

お見事です、これからどんどん上達されていかれるでしょうから、作品を見せていただくのが楽しみです。
by めもてる (2011-06-19 06:53) 

綾小路曽根斗麿

nice、ありがとうございます。
凄い、きれいですね。
by 綾小路曽根斗麿 (2011-06-19 07:30) 

六日のアヤメ

何かなさっていらっしゃるのではと思っていましたが、ホンとにびっくりしました。一作目でも、十分商品になりそうですね。1本の竹を割り、削り、編む、など、丁寧に工程を解説してくださりよくわかりました。木工品や竹細工は簡単な道具(作品)もなんとなく惹かれますし、大事に扱いますね。色も使うごとに変化して味が出てきますね。それにしても先生の作品の素晴らしいこと、動画で拝見していても自在に竹を扱っていらっしゃって、魔法の手をお持ちですね。アイディア・デザインも第一級で、どこかに出展されてもいいような・・・、是非作品展をなさっていただきたいです。
by 六日のアヤメ (2011-06-19 10:01) 

GGI

たくさんのnice!ありがとうございます。
旅爺さん、めもてるさん、綾小路曽根斗麿さん、六日のアヤメさん、コメントありがとうございます。作品を気に入っていただきましてありがとうございます。素晴らしい師匠に恵まれたことを感謝しています。少しでも師匠に近付き、もっと素晴らしい作品を作りたいと思います。
by GGI (2011-06-19 18:18) 

美美

こういうのを見てしまうとやってみたくなりますね。
以前、荷造りようのプラスチックの紐で
カゴに挑戦した事があります。
それなりに形にはなりましたが、ここまで綺麗には
できませんでした^^
by 美美 (2011-06-20 23:13) 

GGI

美美さん、コメントありがとうございます。ぜひまたチャレンジしてみて下さい。何もないところから、紐を編み上げて形が出来上がって行くのはとても楽しいですね。
by GGI (2011-06-21 23:51) 

katakiyo

自作の竹かごに、枝豆入れたり、素麺を盛ったり、
これからの季節を楽しめますね。
by katakiyo (2011-06-26 10:06) 

GGI

katakiyoさん、コメントありがとうございます。そうですね、竹の器というのは心和ませてくれますね。
by GGI (2011-06-27 14:32) 

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