ポツダム会談の開催されたホテル [某月某日@海外]
それは1991年、ドイツのベルリンで開催された会議に出席した時のことです。会議の最終日の宿泊予約が取れないまま日本を出発しましたので、前日まで宿泊したホテルにもう一泊延泊できないかと交渉しました。しかし、その日はベルリンで大きな会議があるらしく、ホテルの担当者がほかのホテルにも当たってくれたのですがすべて満室でした。
同じ会議に出ていたドイツ人の友人に宿が無くて困っていると相談したところ、彼が調べてくれました。しばらくして、「ポツダムなら部屋が確保できるそうだが行くか?」と言って来ましたのですぐ予約してもらいました。ベルリンから車で30分ほどの場所です。
これがそのホテルです。ツェツィリエンホーフというこじんまりしたホテルでした。
ホテルの裏庭に出るとすぐ目の前を川が流れています。
庭には色とりどりの花が咲き乱れていました。
これは川のほうからホテル全景を見たものです。外見だけでなく、内装もとても綺麗なホテルでした。
このホテルに一泊し、朝食を食べるためにレストランに行くと、入り口で黒のロングドレスを着た女性が恭しく出迎えてくれてテーブルまで案内してくれました。ウェイトレスはすべて黒のロングドレスを着ており、客扱いもたいへん上品です。感心しました。
チェックアウトして帰るとき、ロビーに大きな古い白黒写真が飾ってあって、アメリカのトルーマン大統領、イギリスのチャーチル首相、ソ連のスターリン首相などが写っていました。その時は、「へー、こんな有名人たちが泊まったことがあるんだ」と思いながら帰国しました。
ところが、帰国後ひょんなことから私の泊まったホテルが歴史的に重要な場所だったことを知りました。1945年7月17日から米・英・ソ連の首脳会談を行った、いわゆるポツダム会談の行われた場所だったのです。ツェツィリエンホーフ宮殿は、ドイツ帝国の最後の皇太子一家の館だったそうです。その宮殿の一角がホテルになっていたのです。
ドイツの友人は何も言わなかったので、そんな大事な場所とは気がつかずに帰ってきてしまいました。そうと知っていれば、もっと隅々まで観察したものを・・・。
同じ会議に出ていたドイツ人の友人に宿が無くて困っていると相談したところ、彼が調べてくれました。しばらくして、「ポツダムなら部屋が確保できるそうだが行くか?」と言って来ましたのですぐ予約してもらいました。ベルリンから車で30分ほどの場所です。
これがそのホテルです。ツェツィリエンホーフというこじんまりしたホテルでした。
ホテルの裏庭に出るとすぐ目の前を川が流れています。
庭には色とりどりの花が咲き乱れていました。
これは川のほうからホテル全景を見たものです。外見だけでなく、内装もとても綺麗なホテルでした。
このホテルに一泊し、朝食を食べるためにレストランに行くと、入り口で黒のロングドレスを着た女性が恭しく出迎えてくれてテーブルまで案内してくれました。ウェイトレスはすべて黒のロングドレスを着ており、客扱いもたいへん上品です。感心しました。
チェックアウトして帰るとき、ロビーに大きな古い白黒写真が飾ってあって、アメリカのトルーマン大統領、イギリスのチャーチル首相、ソ連のスターリン首相などが写っていました。その時は、「へー、こんな有名人たちが泊まったことがあるんだ」と思いながら帰国しました。
ところが、帰国後ひょんなことから私の泊まったホテルが歴史的に重要な場所だったことを知りました。1945年7月17日から米・英・ソ連の首脳会談を行った、いわゆるポツダム会談の行われた場所だったのです。ツェツィリエンホーフ宮殿は、ドイツ帝国の最後の皇太子一家の館だったそうです。その宮殿の一角がホテルになっていたのです。
ドイツの友人は何も言わなかったので、そんな大事な場所とは気がつかずに帰ってきてしまいました。そうと知っていれば、もっと隅々まで観察したものを・・・。
2010-10-27 20:48
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コメント(2)
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現代の世界史で重要な会談行われた館・・・この点については難しくて、又よく分かりませんので、、、偶然にも由緒あるホテルに泊まられたのですね。郊外の風光明媚な地にあるこじんまりした館・・今はプチホテルとして利用され、昔のしきたりを生かして経営しているようですが、ドイツ帝国の子孫が経営しているのでしょうか?(そんなことは考えられないですが・・・)ご紹介の写真どれも絵はがきにもなりそうですね。アングルもよいし、セピア色がかっていて雰囲気が伝わってきます。ライン川沿いの中世の都市でもこのような感じのホテルに泊まりましたが、鍵の開け方に苦労した思い出があります。
by 六日のアヤメ (2010-10-28 07:02)
kobuさん、nice!ありがとうございます。
六日のアヤメさん、コメントありがとうございます。このホテルは独特の雰囲気がありましたね。あとでドイツ帝国の皇族が済んでいたと分かって納得しました。いまも末裔が経営している訳ではないかもしれませんが、なんとなく雰囲気は残っているようです。
by GGI (2010-10-28 21:36)