寺家ふるさと村はどんなところ? [寺家(じけ)]

このブログで寺家のことを何度も書きましたが、いろいろな方から質問を受けました。「“寺家”は何と読むの?」、「寺家はどこにあるの?」、「どうして住宅地の中に田圃があるの?」、などです。とくに、横浜市青葉区近辺にお住まいでない方から見れば、寺家がどんなところなのか分からないままに私のブログを読んでいただいていたようです。最初に説明すべきだったのかも知れませんが、ここで改めて寺家(じけ)について紹介しておきます。

寺家ふるさと村は、横浜市青葉区寺家町全域を対象に「都市住民と農業者の交流を通して農業地域の振興、保全を図る」として、横浜市が20年以上前に整備した村です。広さは約86ヘクタールあります。ここに住んでいた農家がそのまま農業を継続し、寺家ふるさとの森も併設し、一般市民の憩いの場として利用できるようにしたものです。休日になると多くの家族づれが訪れて、子供たちは森の中を駆け回り、トンボ取りやザリガニ取りに興じています。

寺家ふるさと村に隣接する形で町田市三輪町の雑木林や田圃があります。さらにこの緑地帯は、多摩丘陵の雑木林をそのまま生かした自然の遊び場である「こどもの国」に繋がっています。このため、寺家、三輪町、こどもの国の三つの地域は田圃や雑木林からなる大きな緑地帯として存在しています。すべてを併せた広さは数百ヘクタールになります。この緑地帯の周辺は普通の住宅地です。このため、一部の地域では一般住宅のすぐそばに田圃があります。

寺家は四季の移ろいをはっきりと感じることのできる場所です。春は梅、桜、コブシや山藤などが咲き、夏は田圃の稲の活き活きとした生長を眺め、秋には彼岸花や紅葉の風情を楽しむことができます。冬に雪が降れば、寺家の景色は一変します。
野鳥も数多くいます。地元の人に聞くと、昔はこんなものではなかった、もっと沢山の野鳥がいたとのことですが、今でも春先に森に入ると、野鳥の大合唱が聞けます。
地元の野菜や果物も豊富です。秋には浜梨、柿、栗などが寺家のあちこちで直売されています。旬の野菜も豊富に売られています。春の朝掘り筍は一年の楽しみの一つです。直売所には開店前から行列ができます。

これは横浜市のホームページに掲載されている寺家ふるさと村の案内図です。薄い緑が田圃、濃い緑が雑木林を示しています。白い部分には農家の住宅や梨畑、柿畑、そしてテニスコートやゴルフ場などがあります。
furusato_01.JPG

寺家ふるさと村の最寄り駅は東急田園都市線の青葉台駅です。青葉台駅から鴨志田団地行き(31系統)あるいは寺家町循環(30系統)のバスに乗り、「鴨志田団地」の停留所で降りるとすぐです。乗車時間は約15分です。昼間でも10分に1本くらいの頻度でバスがあります。朝夕はもっと頻繁です。田園都市線の市が尾駅あるいは小田急線の柿生駅からもバスがありますが、これらは1時間に1本程度です。
横浜市のホームページにある周辺マップが下の図です。
furusato_02.JPG

衛星写真の寺家ふるさと村周辺を示します。この図の上にこれまでのブログに使った場所の名前を記入してあります。緑地帯でマーカーが沢山あるのが寺家ふるさと村です。その上に数個のマーカーがあるのが三輪町、そして左側がこどもの国の緑地の一部です。緑地帯の周りは住宅が集まっています。右側を流れている川が鶴見川(地元では谷本川)です。
寺家ふるさと村.jpg
(文字が読めるよう拡大するためには、写真を左クリックして下さい。)

以上が寺家ふるさと村の概要です。私のブログではこれからも、寺家の四季折々の風情を写真で紹介していきたいと思っています。
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GGI

いっちーさん、kobuさん、nice!ありがとうございます。
by GGI (2010-09-19 18:28) 

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