鶴見川の源流から河口まで [寺家(じけ)]

寺家の近くを谷本川(やもとがわ)が流れています。谷本川というのはこの付近の地元での鶴見川の古い呼び名です。鶴見川は全長42.5kmあります。ほぼフルマラソンと同じ距離です。寺家から河口までは約25km、源流までは20km弱です。

これまで何度か寺家のことを書きましたが、谷本川も私の好きな場所の一つです。四季の移ろいが良く分かり、川沿いにサイクリング道路がありますので、自転車で走るには快適です。
これは菜の花の季節の写真です。谷本川の下流方向を見たものです。東名高速の青葉インターが見えています。
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30年くらい前までは谷本川も汚れていました。とくに中性洗剤の泡が多く、風の強い日には泡が舞い上がっていました。いまでは下水の浄化機能が進歩し、泡の飛ぶ光景はなくなりました。谷本川には鯉が沢山います。橋の上から見ると、下の写真のように集団で泳いでいます。砂洲の上にいるのは鴨です。時々川岸で釣り糸を垂れている人を見かけますが、「見える魚は釣れない」のとおり、実際に釣り上げているのを見たことがありません。
PICT0154.JPG

ある時、自宅から鶴見川の河口まで自転車で行ったことがあります。往復50kmほどあります。河口に近づくにつれて川幅が大きくなるのはもちろんですが、それとともに水の濁りがひどくなります。あとで調べてみたら、鶴見川は国土交通省の発表する水質検査で毎年ワーストランキングの2位か3位だそうです。最終的には河口にある横浜市の高齢者保養研修施設「ふれーゆ」という場所から東京湾を見て帰ってきました。

また、別の日、今度は上流の方へ行って源流を探しました。こちらも往復で40km近くなります。10kmほど行くとサイクリングコースはなくなり、川沿いの道がなくなってしまうところもあります。そういうところは迂回して一般道を走り、さらにしばらく行って川沿いに戻ることを繰り返します。地図でみると源流のすぐ近くへ来ているはずなのですが、通りがかりの近所の人に聞いても、「鶴見川の源流?さあ~、知らないね」という反応でした。それでも何とか辿りつきました。下の写真が鶴見川の源流です。湧き水のある小さな池でした。東京都町田市上小山田という場所でした。そこは多磨丘陵奥の緑深い田園地帯です。標識には「鶴見川源流、泉のひろば」と書かれています。
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きれいな水が滾々と湧き出ていました。これが、35kmも行くとかなり汚い水になってしまします。
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六日のアヤメ

物心ついた時には川の近くで遊んでいましたので、帰省するする時は二つの大河(筑後川・矢部川・・・福岡県内では)を列車で渡ります。つい立ち上がって見ることが多いです。ご紹介の鶴見川は横浜線と平行している所もあり電車に乗っていると、自然に目がそちらに行きます。相模原と町田市の境の川「境川」沿いのいくつかの職場を転々と渡り歩いていましたので、1時期鶴見川・境川はどこかで合流し同じ川かと思っていました。今回地図帳を出して河口が何処なのか確かめたほどです。探求心・冒険心がある男性は源流が何処なのか追求されるのでしょうね。高学年になると連れ立って源流までサイクリングしたとかの話題が出ます。自由研究にしてマップや写真を使ってまとめてくる子もいました。
by 六日のアヤメ (2010-09-13 07:03) 

GGI

kobuさん、nice!ありがとうございます。
六日のアヤメさん、コメントありがとうございます。人類発祥の地は4つの大河流域であったと習ったような気がしますが、やはり川のそばというのはほっとする何かがありますね。営々と刷り込まれた遺伝子によるものでしょうか? 鶴見川も支流では恩田川、真光寺、麻生川などに枝分かれしています。どの川も最近はきれいな水が流れていますね。
by GGI (2010-09-13 12:47) 

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