ダイヤモンドヘッドの頂上まで [某月某日@海外]

1993年のことですから、17年も前のことです。ハワイのホノルルで会議があって参加しました。会議期間中、午後半日の自由時間がありました。多くの参加者は泳ぎに行ったり買い物に行ったりしましたが、私はどうしようかと迷っていました。

ぶらりとワイキキビーチに出て見ると、写真でよく見た景色が広がっていました。そして遠くにとんがり帽子のような山が見えています。これがダイヤモンドヘッドという名前であることは知っていました。しかし、その山がワイキキからどれくらい離れており、どれくらいの高さの山であるかも知りませんでした。
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しかし、そこに見えているから、そんなに時間も掛からず行けるだろうと思いました。あの山に登ろうと決心しました。地図もガイドブックも持っていませんでした。

途中の公園では大きな樹がたくさんありました。テレビCMでよく見る「この樹なんの樹、気になる樹」です。
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そこを過ぎてしばらく行くとこのような自動車道路があり、脇には歩道らしき砂利道もついています。この道をテクテク1時間ほど歩きました。そこから次第に勾配が急になってきました。こんな散歩をする予定は全くなかったので、運動靴も持ってきませんでしたから、革靴のままです。ここまできたら引き返すのは癪だと思ってさらに歩きました。そこには広大な駐車場がありました。後で聞いたら、そこは昔の火口跡でした。普通はここまで車で来て、頂上まで30分くらいかけて登るのだそうです。私はすでに1時間半ほど歩いていました。
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ついに頂上が見えてきました。けっこう狭い頂上です。
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苦労して登りましたが、頂上からの眺めは最高でした。ホノルル市内がほとんど見えます。自分の泊まっているホテルも確認できました。ビルの手前に森が見えますが、ここがさきほどの「この樹なんの樹・・・」の集まりです。
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海をみると美しい海岸線が広がっており、灯台もあります。地球が丸くなっているのが分かります。
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真下をみると海岸線近くに個人の住宅と思える建物がたくさんありました。
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後ろをみるとすぐ下に火口跡の駐車場が見えます。ここから登るのは楽だなと思いました。
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帰りは火口跡から市内行きのバスもあったのですが、次のバスまで時間があったので、また歩きました。往復5時間ほどの散歩でした。
後で調べてみると、ダイヤモンドヘッドの標高は232mだそうです。ワイキキからダイヤモンドヘッドの頂上までは、直線距離で3.5kmほどです。しかし、直線で歩いたのではなくかなり回り道をしましたので、片道5km以上あると思います。
かなり日差しが強かったので、帰国してから2週間ほどは顔と腕の皮膚が剥げ落ちました。


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六日のアヤメ

懐かしい風景ですね。海外旅行は3人で出かける事が多かったのですが、この時は4人でした。4島回ったのですが、ハワイ島の火山の溶岩流の温かい上を恐る恐る歩きました。スケールの大きな真っ赤な噴煙を吹き上げているのを想像していましたが、遠くの方で白い煙と赤い炎がちょろちょろとあげているだけでした。1番印象にあるのはマウイ島の海岸で夕日が海に沈んでいく美しさに4人ともただただ見とれていましたら、折良く日本の船「飛鳥」が航行しているのが目に入ってきて小躍りしました。
又海岸の1当地にある立派なマンションが千昌夫の所有で、破産して売りに出されていると言うことでした。ダイアモンドヘッドは残念ながら時間がなく行けなかったです。高いところがあると是が非でも登りたがる友がいるのですが、残念がっていました。



by 六日のアヤメ (2010-08-25 06:54) 

GGI

kobuさん、nice!ありがとうございます。
六日のアヤメさん、コメントありがとうございます。ハワイはできるだけ観光客の少ない場所へ行くのがいいですね。自然がきれいですし、地球の中に生きているという実感が得られますね。私は、別の機会にハワイへ行った時、カウワイ島の誰もいない海辺の木陰で昼寝をしたのが最高でした。
by GGI (2010-08-25 21:47) 

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