カイツブリの給餌

しばらくブログをサボっている間に、世の中はすっかり春から夏の装いになりました。寺家の緑も濃くなってきました。
先日、寺家に出かけようと思って庭に出ると、突然一羽の鳥が私の横を飛んできてバラの枝に止まりました。すぐに大きな声で囀り始めました。以前の私のブログ「寺家のガビチョウ」で紹介して以来、寺家でもよく見かける画眉鳥です。聞いた話では、画眉鳥は外来種で人に飼われていたのが野性化したのだそうです。
こんなに近くで画眉鳥を見たのは初めてです。でもよく見ると、口の周りは髭だらけです。「髭剃り貸してやるから剃りなよ！」と言いたくなりました。


寺家ではいま田植え真っ盛りです。でも例年より少し遅れているような感じです。


この田圃は皆で田植えをしていました。農家の高齢化とともに休耕地が増えています。その対策として田圃を貸し出して皆で稲を育てているところがあります。


田んぼの横では鴨が我が物顔に水浴びをしていました。


ムジナ池に行くと、しばらく会わなかったカワセミがいました。でもこの時は、望遠レンズではなく標準レンズを付けていましたので、大きく撮ることは諦めて動画にしました。池に潜って魚を取ることを期待しましたが、残念ながらそのまま飛び去ってしまいました。


その後、大池に行くと、カイツブリのつがいに3羽の雛が生まれていました。もう巣立ちはしていますが、まだ親からエサを貰っています。親鳥が捕まえて来た小魚を与えるのですが、それでも雛にとっては飲み込めない大きさです。雛が落とした小魚を何度も親鳥が拾ってついにのみ込みました。動画でお楽しみ下さい。


親鳥の苦労は続きます。小魚を与えても与えても落としてしまいます。子育ては辛抱が肝心なのはカイツブリの世界も同じようです。でも雛鳥も潜る練習をしていますので、子育てから解放されるのもそう遠くはなさそうです。


大池には「モー」と鳴く牛蛙が沢山います。そのまま写真に撮ると少しグロテスクですが、こうして露出オーバーで撮ると、まるでガラス細工のような美しい姿になりました。


大池のそばではヤマボウシが見頃を迎えていました。

コメント 7

あははっ(^o^)
こんな、ヒゲの生えた鳥がいるんですね～！
初めて見ました＾＾♪
by オレンジポピー (2011-06-06 23:52) 

田植えのすぐそばでたくさんの生物たち
人間もそのいきものなのですね～
by めぇてる (2011-06-06 23:55) 

移りゆく季節に、生き物や草花も色々な顔をみせてくれるのですね。
田んぼではカエルの鳴き声が聞こえそうです。
by カワセミ (2011-06-07 09:57) 

お久しぶりです。ガビチョウ・田植えの様子・カイツブリの子育てと、タイムリーでしたね。寺家だけでこんなに満載の記事、どれに焦点をあてて書いてよいのか贅沢な悩みです。田植えもこんなに多くの人が手植えをしているのはあまり見たことありませんが、一般人が１列植えるだけでも大変でしょうね。法事で九州に帰省しましたが、筑後地方は未だ、麦刈りもされてなかったです。本州にはいると大半が田植えも終わっていました。日本列島は細長い（狭いけど地形が入り組んでいたりして、気候が違うのかもしれません）のだと改めて感じました。大池のカイツブリ無事生まれたのですね。

by 六日のアヤメ (2011-06-07 12:06) 

たくさんのnice!ありがとうございます。
オレンジポピーさん、めぇてるさん、カワセミさん、六日のアヤメさん、コメントありがとうございます。皆様、寺家の生き物に興味を持って頂いてありがとうございます。いまの寺家は、森の中、田んぼの中、そして池の中にも命が眩しく躍動している時です。森の中にいると、ウグイス、ホトトギス、そしてガビチョウが美声を競い合っています。時にはカラスの声も混じりますが・・・。寺家の森の中は何時間いても飽きることがありません。
by GGI (2011-06-07 21:41) 

カイツブリの給餌のシーンは初めて見ました。とても微笑ましく永久保存版の素晴らしい動画です。
by KOBU (2011-06-08 22:26) 

KOBUさん、コメントありがとうございます。そうですね、たまたま食事時間に出くわした感じです。
by GGI (2011-06-08 23:39)