下町の風景

以前のブログでも「下町の魅力」を書きましたが、もう一度下町について書きたいと思います。

これは品川宿の表通りの光景です。電柱が沢山並んでいるのがいかにも下町らしい感じを与えてくれています。


これは京島の電柱の上にあった変圧器ですが、縁の下ではなく電柱の上の力持ちという感じです。遠くのマンションの色合いが良かったので、わざと露出オーバーにして雰囲気が伝わるように撮って見ました。


これは品川宿の本屋さんです。ずいぶん昔からこの街で営業しているお店のようです。きっと子供の頃ここで漫画本を買った人たちも、子供や孫を連れて買いに来ているのではないかと想像できます。


これも品川宿です。倉庫かなにかの建物のようですが、蔦が覆っておりいかにも年季が入っているように見えます。


品川宿にもあちこちにポンプがあります。どうやらこのポンプは壊れて機能していないようですが、自転車立てとしては役立っているようです。


これは谷中で犬と猫を売っているお店です。最近のペットショップのイメージとは全く違います。なぜかここで売っているのはカタカナの名前の犬猫ではなく、犬は柴犬で、猫は三毛猫のような感じがするのは私だけでしょうか？


谷中のレストラン「花へんろ」です。ここの野菜カレーは美味しかったのですが、閉店したそうです。


これは「花へんろ」の外に展示してあったメニューです。朝顔も風情があります。


これも谷中です。これは下町ならばこそ見られる玄関灯です。普通の住宅街では見られなくなりました。この玄関灯が燈っていて、玄関の中に灯りが付いていると、少し遅くなって疲れて帰ってきても元気に「ただいま！」と言って入れます。


これは京島で見かけた消火器です。きっと町内会で準備したものでしょうが、表のプラスチック板が割れています。子供たちがキャッチボールを取り損ねてぶつかったのかも知れません。町内会長さん、修理よろしくお願いします。


下町を歩いていると、いろいろな物語が想像できます。自分で勝手なストーリーを作り上げてしまうのです。そこが下町の面白いところだと思います。

コメント 2

下町の景観を残すところは地方より、かえって都会の一角に所々に残っていますね。世の中が変化し便利になっていく時代、地域をあげて維持していくのは難しくなっていることでしょう。古い街並み保存には新しい建築を作るより高価で人々の努力や意思統一が必要ですね。生活のにおいや息づかいが感じられていることに感心します。
by 六日のアヤメ (2011-01-27 06:57) 

たくさんのnice!ありがとうございます。
六日のアヤメさん、コメントありがとうございます。そうですね、古い町並みを保存するのはたいへんなことのようですね。とくに住む人が代替わりすると難しいようですね。北京の胡同といい、日本の下町といい、風情ある場所がなくなって行くのは寂しいですね。
by GGI (2011-01-27 12:48)