枯露柿 [写真]

寺家の柿の実も色づいてきましたが、毎年今頃になると干し柿作りも始まります。山梨県甲州市塩山松里地区で作られている干し柿は「ころ柿(枯露柿)」とよばれています。皮を剥いた柿を満遍なく太陽の光に当てるために、ころころと向きを変えて乾燥させることから「ころ柿」と呼ばれているようです。毎年10月中旬頃に熟する甲州百目柿の皮をむき、軒先や専用の乾し台で乾燥させている景色は秋の風物詩の一つです。
4年前の秋、塩山で枯露柿の撮影をしました。その時の写真を掲載します。

この地区ではあちこちの家の軒先にこのようにたくさんの柿をつるしています。
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こんなにたくさんの干し柿を作っている家もあります。
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たくさんの干し柿が吊るされているところ撮ると、このように背景もみんなオレンジ色です。
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これもそうです。奥の干し柿にピントを合わせて手前の柿がボケるようにして撮りました。
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家の壁に干し柿の影ができているのが面白くて、撮影しました。
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この家の玄関先で柿の皮を一つずつ丁寧に剥いていました。機械剥きもありますが、やはり手作業で剥いた柿のほうが美味しそうに見えます。
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吊るした干し柿が秋の青空の中で太陽の輝きを受け止めているところです。柿の中で甘さが熟成されていく様子が想像できます。
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六日のアヤメ

柿・かき・カキ・・・香りが・・・・実際に歩かれて、甘い香りが街中(村)を漂って幸せな気分でしたでしょうね。ピントの合わせ方で手前のものが大きく写るのですね。いろいろな撮り方ありがとうございます。お正月が近づくと吊るし柿を買い、一家団欒のときに父から一つずつもいでもらっていただいていました。今は主人の実家から暮にお米やいろいろな種類の餅(餡・ヨモギ・かきもち)と干し柿をが送ってきます。私は柔らかいのが好きですぐ食べたいのですが、主人は硬いのが好きなようで、もう一度ベランダで吊るしています。食べさせてもらう時はあまり美味しいと思わないのですが・・・小さい頃食べた思い出とともに味わっているのかもしれません。私も干し柿をいただくときは一家の長からもいでもらうという・・・不思議ですね。私にとって干し柿は幸せを運んでくるような「たべもの」です。しかしわざわざ自分では買っていただくことはありません。

by 六日のアヤメ (2010-10-14 05:42) 

GGI

六日のアヤメさん、コメントありがとうございます。そうですね、干し柿というのは昔から変わらない食べもので、懐かしいですね。子供のころ食べた干し柿の味は今でも記憶の中に残っていますね。
by GGI (2010-10-14 21:13) 

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