蓮華 [花鳥風月]

前回のブログにも書きましたように、夏の花の中では蓮の花(蓮華)が好きです。薬師池公園で明け方に撮影した蓮の写真をいくつか紹介します。

蓮はその花も葉の色もまわりの光の具合でずいぶん違って見えます。
太陽が昇り始めて間もない頃に撮影すると、このように葉は青く強調され、花も赤みが強い写真になります。
日が昇る前.JPG

もう少し日が昇ると、青みが薄らいで緑色が濃くなってきます。花はピンク色に変わっていきます。
日が昇る前-2.JPG

さらに日が昇って山の端から顔を出すと、蓮の葉の色の青みが消えて緑色になります。
日が昇った後.JPG

蓮華の形はお釈迦様の蓮の台(うてな)にも使われるように、花弁のバランスがよく、見ていて心安らぎます。
次の3枚は蓮華をアップで撮ったものです。
ミツバチが蜜を求めて花の上でホバーリングしています。
着陸準備よし.JPG

花の中を覗き込むと、花芯が見えます。
蓮花2.JPG

花の上から見ると、花芯の中に粒々があります。この粒々が取れた穴の中に蓮の実が成長します。蓮の実は時折茶碗蒸しに入っている程度で、それほど一般的な食材ではありませんが、中国ではよく食べられています。ほかの食材と一緒に炒めたり、スープに入れたりします。粽(ちまき)ご飯に炊き込んだものはたいへん美味しく、北京にいる時はよく食べました。
蓮花3.JPG
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六日のアヤメ

蓮の花は仏の台座にも使われていますが、美しいですね。昼間の蓮しか観たことがありませんが、夜明けから時間を追って観察されると、徐々に美しさが変化していく様子がご覧になれたのではありませんか?明け方に花が開くとき「ポッ」と音を出すと聞いたことがありますが本当でしょうか?京都の宇治の三室戸寺は紫陽花で有名ですが、山の斜面を切り開いた広大な庭で数と種類の多さ・美しさに圧倒されました。本殿に向かう急な階段を上り切ると全く別世界で一面ピンクの蓮の花に迎えられ、正しく極楽浄土に迎えられたような気になりました。種類も多く池でなく種類毎に大きな瓶に植えられていました。源氏物語の宇治十帖の巻「浮船の碑」もあり、現世ではなく不思議な世界に導かれた気持ちでした。蓮の花は昔から人の心を昇華させる何かがあるのでしょうか・・・・
by 六日のアヤメ (2010-07-23 00:04) 

GGI

kobuさん、nice!ありがとうございます。
六日のアヤメさん、コメントありがとうございます。蓮の花が咲くとき「ポッ」と音がするという話はよく耳にしますが、私はあれはうそだと思っています。蕾の時に花弁同士がくっ付いていれば、開花の時にそれがはじけて音がするのは分かりますが、蓮の花は蕾の時から花弁は別々です。でも、はっと気がつくと、さっきまで蕾だった花が開いていることはよくありますので、「ポッ」という音がしたと錯覚してしまうのではないでしょうか?「ポッ」という音がして咲くというのが、夢があっていいですがね。
by GGI (2010-07-23 12:36) 

GGI

アジアンキャッツさん、nice!ありがとうございます。
by GGI (2010-07-24 20:29) 

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