中国の春節 [某月某日@中国]
日本の正月に続いて、今日は中国の正月について書きます。
中国の正月(春節)は旧暦の1月1日です。今年は2月3日が旧暦1月1日です。昨年は2月14日でした。このように毎年10日ほど早くなって行きますが、閏月がある年(ほぼ3年に1回)は13ヶ月ありますので、次の年の春節は一月ほど遅くなります。このため、現在の暦の上では、春節は1月下旬から2月中旬にかけて変動します。
春節前後に中国の街の中を歩くと、家の門や玄関にこのような紙が貼ってあるのを良く見かけます。「福」の字が逆さになっているのです。
中国人にその理由を聞きました。これは、福倒(ころんだ福)と福到(福が来る)とが同じ発音(フータオ)であるため、逆さ福を縁起物として飾っているのだそうです。
これは2001年1月24日(旧暦1月1日)の北京の地壇公園です。天壇公園は有名ですが、地壇公園はあまり馴染みがないかもしれません。ちょっと脱線して北京の風水について書いておきます。北京は皇帝が住んでいた紫禁城(故宮)を中心に南に天壇公園、北に地壇公園、東に日壇公園、西に月壇公園があります。これらは、紫禁城に対して完全な対称位置ではなく、少しずれています。風水の規則から決められたそうです。
地壇公園は天壇公園ほどの派手さはありませんが、落ち着ける公園です。
中に入ると縁日の屋台が沢山です。これでも浅草の仲見世ほどは混んでいません。場所が広いからです。
北京の冬は寒いのですが、雪はあまり降りません。降っても乾燥した雪ですので、雪だるまや雪合戦用の雪玉を作ろうとしても、集めた雪がすぐに砕けてさらさらになってしまいます。この日は珍しく前日に降った雪が積もっています。
中国では今でも絵や書が人気です。こうして道端にまで展示して客の来るのを待っています。
これは次の日(旧暦1月2日)の王府井(ワンフーチン)です。王府井というのは北京の最も賑やかな場所で東京の銀座のようなものです。
デパートも春節の飾りつけをして客の来るのを待っています。
これは王府井の中でも最大規模のショッピングモール東安市場です。真ん中に見える店は麦当労、すなわち、マクドナルドです。「麦当労」は発音を聞くと「マイダンロウ」としか聞こえず、「マグドナルド」とは程遠い音に思えます。ちなみに、ケンタッキーは肯徳基でケンドゥチーと聞こえます。
これは王府井から少し行ったところにある瑠璃廟(リュウリーチャン)です。ここもごった返しています。
いろいろな大道芸も出ています。
中国の春節は、地方から来ている労働者にとっては里帰りのチャンスです。短くて1週間、長いとひと月近く帰省しています。このため、いろいろなところで仕事や工事が滞ったりしますが、中国人はあまり気にしていないようです。
中国の正月(春節)は旧暦の1月1日です。今年は2月3日が旧暦1月1日です。昨年は2月14日でした。このように毎年10日ほど早くなって行きますが、閏月がある年(ほぼ3年に1回)は13ヶ月ありますので、次の年の春節は一月ほど遅くなります。このため、現在の暦の上では、春節は1月下旬から2月中旬にかけて変動します。
春節前後に中国の街の中を歩くと、家の門や玄関にこのような紙が貼ってあるのを良く見かけます。「福」の字が逆さになっているのです。
中国人にその理由を聞きました。これは、福倒(ころんだ福)と福到(福が来る)とが同じ発音(フータオ)であるため、逆さ福を縁起物として飾っているのだそうです。
これは2001年1月24日(旧暦1月1日)の北京の地壇公園です。天壇公園は有名ですが、地壇公園はあまり馴染みがないかもしれません。ちょっと脱線して北京の風水について書いておきます。北京は皇帝が住んでいた紫禁城(故宮)を中心に南に天壇公園、北に地壇公園、東に日壇公園、西に月壇公園があります。これらは、紫禁城に対して完全な対称位置ではなく、少しずれています。風水の規則から決められたそうです。
地壇公園は天壇公園ほどの派手さはありませんが、落ち着ける公園です。
中に入ると縁日の屋台が沢山です。これでも浅草の仲見世ほどは混んでいません。場所が広いからです。
北京の冬は寒いのですが、雪はあまり降りません。降っても乾燥した雪ですので、雪だるまや雪合戦用の雪玉を作ろうとしても、集めた雪がすぐに砕けてさらさらになってしまいます。この日は珍しく前日に降った雪が積もっています。
中国では今でも絵や書が人気です。こうして道端にまで展示して客の来るのを待っています。
これは次の日(旧暦1月2日)の王府井(ワンフーチン)です。王府井というのは北京の最も賑やかな場所で東京の銀座のようなものです。
デパートも春節の飾りつけをして客の来るのを待っています。
これは王府井の中でも最大規模のショッピングモール東安市場です。真ん中に見える店は麦当労、すなわち、マクドナルドです。「麦当労」は発音を聞くと「マイダンロウ」としか聞こえず、「マグドナルド」とは程遠い音に思えます。ちなみに、ケンタッキーは肯徳基でケンドゥチーと聞こえます。
これは王府井から少し行ったところにある瑠璃廟(リュウリーチャン)です。ここもごった返しています。
いろいろな大道芸も出ています。
中国の春節は、地方から来ている労働者にとっては里帰りのチャンスです。短くて1週間、長いとひと月近く帰省しています。このため、いろいろなところで仕事や工事が滞ったりしますが、中国人はあまり気にしていないようです。
2011-01-05 22:12
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コメント(4)
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いろいろと勉強になります。
by kobu (2011-01-05 22:58)
お正月が年によって違っていると混乱しませんか?西暦で言うお正月・市民生活や会社はどうしているのでしょう。外国の会社(貴方がいらした会社のお正月休みは、どちらに合わせていましたか?)マクドナルドが商店街の真ん中にあるのも面白いですね。そう言えばドイツ中世の都市ローテンブルグでも中心地にありましたが、街の雰囲気に合うように立てられていました。
by 六日のアヤメ (2011-01-06 12:55)
たくさんのnice!ありがとうございます。
kobuさん、コメントありがとうございます。中国ではけっこう面白いことがたくさんありますね。
六日のアヤメさん、コメントありがとうございます。春節が年によって違っていてもほとんど問題ないようですよ。前もって春節の日はわかっていますので、それに合わせて旅行などの計画を立てていますから。中国では西暦の1月1日は休みですが、それだけです。本格的な休みは春節まで待たねばなりません。日系企業では1月3日くらいまで休みにするところがありますが、春節も休みにします。
by GGI (2011-01-06 20:41)
いつも訪問&niceありがとうございます。
また、遊びにきますね。
by ヒロ (2011-01-07 10:13)