ステンドグラス [某月某日@九州]

先週、九州の実家に帰省した時、小学校同窓生のYaさんが同じく同窓生のSiさんと私を、ステンドグラス工房ルーチェに案内してくれました。彼女はここでステンドグラスのランプシェードなどの作り方を学んでいます。
ルーチェのオーナーであり、ステンドグラス教室の先生でもあるFuさんに作品をいろいろ見せていただきました。以前私のブログで教会のステンドグラスの美しさについて書きましたが、ルーチェで見たステンドグラスはまた違った美しさがあり、どれも見とれてしまう作品ばかりでした。写真を撮らせて頂きました。私のブログに写真を載せることも承諾頂きました。

ステンドグラスの作製は、色ガラスを型紙に合わせて切り取り、それを並べて半田で繋ぎ合わせる根気のいる作業です。
これは月下美人をモチーフにしたパネルです。窓のパネルとしてはめ込んであります。同じ青でも微妙に色の違うガラスの配置が絶妙です。
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展示室には大小さまざまなランプシェードがありどれも素晴らしいものです。
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八重椿の小ランプもすてきです。
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これは山葡萄のデザインのランプです。葉っぱの色が赤い部分から緑の部分まで絶妙な変化をしています。
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これはバラの花をデザインしたランプです。花弁の赤色も微妙に変化し、花が活き活きとして見えます。
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ガラス玉を溶かしては固め、また溶かして固めて作った塊(ナゲットというそうです)を組み合わせて作ったランプシェードです。ナゲットの一つひとつが違った色合いでとても落ち着いた感じのランプに仕上がっています。
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オーナーのFuさんのお話では、素材のガラス板はアメリカから輸入しているそうです。日本のガラスでは、上の作品のような微妙な色の変化を出すのが難しいそうです。
インドアプレーンでも、動力用のゴムや、翼に貼るフィルム、バルサ材などは米国から輸入します。趣味の世界では、本当に優れた素材は欧米からしか入手できない場合が多いようです。日本では購入者が少ない分野はまともに相手にされませんが、欧米では買う人がいる限り優れたものを開発してくれる人がいます。日本とは懐の深さの違いを実感します。
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六日のアヤメ

一つ一つの作品に魅せられてしまいます。ただただ素晴らしいの一語に尽きます。
日本人でステンドグラス作りの先駆者の作品が建物に残されているのを、テレビで紹介されたのを見たことがあります。鳩山邸・京都の名旅館・・・日本建築の良さを引き立たせるステンドグラス(日本的な風景をデザインされた)もあるようだと妙に感心した覚えがありました。ホームページに関東の煉瓦倉庫・フォーラム・相模大野などのイベントに参加されるようですね。
by 六日のアヤメ (2010-09-08 05:23) 

GGI

kobuさん、nice!ありがとうございます。
六日のアヤメさん、コメントありがとうございます。教会の絵物語風のステンドグラスとは作り方も異なっているそうですが、今回見せてもらったステンドグラスは独特の美しさがあります。さまざまな色ガラスを組み合わせて、見る者の心に響く作品を作れることは素晴らしいことだと思います。アヤメさんが写真ですら感激されたのですから、実物を見るともっと感激しますよ。
by GGI (2010-09-08 23:12) 

ステンドグラス ルーチェ

先日は工房においでいただきありがとうございました。
また このようにブログに掲載していただきうれしく思います。

あとでいただいたお名刺を拝見して吹き矢をされているとのこと 楽しそうですね もっとこの話をうかがえたらよかったと思いました。

これからもよろしくお願いいたします。
by ステンドグラス ルーチェ (2010-09-17 17:37) 

GGI

ルーチェさん、コメントありがとうございました。こちらこそ、その節はいろいろ教えていただきましてありがとうございました。ルーチェさんのHPの中でのステンドグラスはもちろん、趣味の写真も素晴らしく、楽しみに拝見させて頂いております。また、帰省した折にはお邪魔させて下さい。
by GGI (2010-09-23 11:28) 

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