カメラの思い出 [写真]

子供のころから時計やカメラなど機械仕掛けで動くものに興味がありました。
初めてカメラを買ってもらったのは中学生の時でした。たしかコニレットという名前だったと思います。コニカのカメラで、蛇腹式のものでした。学生の時はペンタックスSPという一眼レフカメラを使っていました。これは非常に使いやすいカメラで気に入っていました。1969年に同じメーカからペンタックス67という中版カメラが発売されました。これは、SPを大きくしたような形ですが、普通のフィルムの2倍ほどの大きさのフィルム(ブローニーといいます)を使う大型の一眼レフカメラでした。当時の中版カメラといえば二眼レフカメラが主流で、一眼レフはありませんでした。カタログを見ただけでワクワクしたことを憶えています。しかし、とても学生が買える代物ではありませんでした。

SPを20年くらい使ったころ、1985年に画期的な一眼レフカメラが発売されました。ミノルタα7000というカメラです。レンズ交換できるカメラでピントが自動で合う世界で最初のカメラでした。すぐに飛びつきました。下の写真がそれです。今でも現役で使えます。
PICT0137.JPG

フィルムを入れて蓋をすれば、最初の一コマ目まで自動で送ってくれますし、絞りもシャッター速度もカメラが判断してくれます。そしてなにより優れているのは、大きなレンズがクィーンと音を立てて廻って、ぴたりとピントが合うのです。至れり尽くせりのカメラでした。「あと足りないのは腕だけだな~」というのが実感でした。このカメラでいろいろ楽しむことができました。

それでも、ペンタックス67を忘れることは出来ませんでした。最初の発売から20年以上も経過し、モデルチェンジを繰り返して何世代目かになっていました。やっと手に入れました。下の写真がそれです。
PICT0111.JPG

これもまだ現役です。α7000と67を並べて見ると、その大きさの違いがよく分かります。
PICT0118.JPG

普通のカメラは写真の写る部分のフィルムの面積が24×36mmですが、67という名称はフィルム面積が6×7cmの意味で付けられています。フィルム面積が普通のカメラの4倍以上あります。しかし、重さも半端ではありません。普通のカメラが標準レンズ付で0.8kg程度なのに67は約2.5kgあります。67を1台とその交換レンズを3本、普通のカメラ2台と交換レンズを3本ほど入れると、リュックは10kg以上になります。この重さが歳を取るとともに苦痛になってきています。最近めったに67は活躍しません。一眼レフのデジカメをぶら下げて、寺家を散歩するのが最も気楽な時間です。

下の写真は67で撮った作例です(身延山のしだれ桜)。これでは67の特徴は出ませんが、四つ切以上の大伸ばしをすると違いが鮮明です。
Apr05#19.JPG




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GGI

kobuさん、nice!ありがとうございます。
by GGI (2010-06-10 21:46) 

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